統合失調症は、多くは思春期から青年期に発症する精神疾患で、「幻覚」や「妄想」といった症状が特徴的です。
この病気は脳の神経ネットワークにトラブルが生じる「脳」の機能障害と考えられており、およそ100人に1人弱の割合で発病します。生まれながらストレスに対するもろさがあり、そこに限度以上のストレスがかかると、脳内の神経系に異常をきたして発症すると言われています。
経過は人によってさまざまで、非常に薬が効いて症状のコントロールがうまくいく方、そうは行かない方など、いろんな患者さんがいらっしゃいます。したがって、患者さんがどのような経路をたどるかの予測も難しいところです。ただ、「発症早期の治療」が重要であることは認められており、早期のうちに専門医による適切な治療を受けることが大切です。思い当たる症状があれば、早めに受診されることをお勧めします。

統合失調症の症状

• 周囲の人や音が気になって仕方がない
• 確かに声がするのに、周りの人は否定する
• 誰かに監視されているんじゃないかなど、疑い深くなった
• 考えがまとまらない
• 世の中の様子がおかしいと感じる